沈丁花が香ってきたのは、爽やかなやさしい甘さが鼻に心地よい、買い物道すがら。
さて、なにを買いにいこうとしていたかといいますと、下着です。
ランジェリーですね。
なぜ買う気になったかといいますと、お客様のお子様方が制服を購入したというおはなしを以前伺い、簡単に触発されてしまった訳です。
わたしも春だしなにか新調したいなー、なんて。
ところで、下着ってどれくらいで新調されますか?
わたしは洋服でもなんでも、物持ちが良いほうなので、結構長く着用してしまいます。
ブラジャーならば2~3年くらい、パンツならば1~2年くらいでしょうか。パンツに関しては1年で変えたほうがよいなんてネット記事を読んだこともあるのですが、さして今まで問題はないようです。
しかし、運命的に出会った下着屋の店員さんの熱心な接客によって、わたしの中で下着革命が春の嵐のごとく巻き起こったのでした。
ブラジャーごときとまでは言いませんが、完全に甘くみていました。
ブラジャーの威力って、凄かったんですね。四十過ぎになってはじめて知りました。
反省。。
接客してくださった店員さん曰く、8~9割ちかくの女性がからだに合っていないブラジャーを着用しているそうです。日中ブラジャーを触りたくなる、触ってしまうようならば、確実に合っていないと。
うぬぬ、心当たりがありすぎると唸ってしまいましたね。
確かにワコール調べのデータにもそのようにあります。
【ワコール/ブラジャーに関する4つの調査結果】
サイズが合っているひとは半数、サイズが合っていても、なんと7割のひとがからだに合っていないブラを付けているのだとか。
サイズだけでなく、ブラジャーの形が自分のからだに合っているかも重要なんですね。
まぁ、なにはともあれフィッティングしましょ、ということで数枚見繕っていただき、いざフィッテングルームへ。
しかしまー、ただただ感動しました。
フィットしたブラジャーによりこんなにバストUPさせてくれるのか。。
しかも、2カップもUP↑。今までサイズ間違えすぎですね。
猛省しつつも、Tシャツを着てもウエストのラインが強調されて、より女性らしい横からのシルエットラインにうっとり。
突然の変化にうほーぅっと、うきうきしちゃいました。
女性のからだは、季節やホルモンバランスなどによって、月・年単位でもサイズの変化がおこります。それにともない、勿論バストのサイズも変化します。
なので、年に1~2回はお店で採寸してサイズを見直したほうが良いそうです。
ランジェリーの買い替え時は…
3セットを着まわすならば → 半年で
5セットを着まわすならば → 一年で
7セットを着まわすならば → 一年半で
というのが、目安だとか。
思っていたより寿命が短くてなかなかショッキングでしたが、型崩れやゴムの伸びの劣化は当然起きてしまいますもんね。
フィットしたブラジャーは、心地よいので美しくからだのバランスも保ってくれます。
はい、かく言う私も仕事がしやすくなることでしょう。
フィッテングによりテンションUP、肌に映える色選びでもまたまた楽しくヒートUP、結果予定よりも購入金額もかなりかなりUPしてしまったのでした。
素肌に着けるものだからこそ、お気に入りの美しいランジェリーを選ぶって大切だなー、と心身とても満たされて実感したからこそです。
真心のこもった接客に本当に感謝です。
接客してくださった店員の女性Aさんは、50代半ばくらいの凛としたお奇麗な方でした。
Aさんのランジェリーに対する情熱を初対面でもすぐに感じました。
正直はじめは彼女の熱量に圧倒されて、若干、いえ結構大分苦手かもしれない、と、心の中でつぶやいていました。しかし、真摯に丁寧に、そしてなにより楽しそうにランジェリーについて語るAさんは、キラキラとても魅力的でした。
彼女は接客スキルの勉強の為に、ご自身のランジェリーを色々なお店に足を運んで購入されるそうです。(社割ならきっと安く購入できるんだろうな、なんて下世話なことを思ってしまうわたしです。)
よりわかりやすい接客をして、何歳になっても女性はランジェリーにより美しくなれると知ってもらいたいと、熱っぽく語っておられました。
同じ商品を買うとしても、こんな素敵なかたに接客していただいて、納得して購入できたことはとても幸運だったなーと、大量のランジェリーをリュックに詰めてふわふわと家路へと向かったのでした。